京滋六大学準硬式野球連盟

京滋六大学準硬式野球連盟は京都大学、滋賀大学教育学部、龍谷大学、花園大学、京都薬科大学、滋賀大学彦根、京都学園大学の6大学、7チームにより行われる関西地区大学準硬式野球リーグです。

京滋六大学準硬式野球連盟試合規程

この規程は本連盟の公式試合(春季および秋季リーグ戦ならびに新人戦)に適用する。この規程に定めのない事項については、関西地区連盟大会規定または公認野球規則の定めるところによる。
本連盟の加盟大学代表チームまたは選抜チームは、各種大会に出場する場合もしくは各大学がオープン戦を行なう場合においても、諸注意事項に盛り込まれた精神を充分に尊重しなければならない。

1. 公式試合規程

  • (1)試合は9回戦とし、延長戦は行なわない。また、試合時間(降雨等により中断が宣告されていた時間を除く)が2時間10分を超えた場合、新たなイニングには入らず、同点の場合は引き分けとする。
  • (2)コールドゲームによって正式試合となる回数は5回とし、得点差によるコールドゲームは5回以降10点、7回以降7点とする。(注 正式試合については、公認野球規則4・10を参照)
  • (3)公認野球規則および本規程によりノーゲームとなった場合、再試合とする。
  • (4)サスペンデッドゲームについては、当連盟は採用しない。
  • (5)提訴試合は如何なる場合においてもこれを受け付けない。(注 提訴試合については、公認野球規則4・19を参照)

2. リーグ戦の順位の決定

  • (1)リーグ戦の順位は、リーグ戦終了時において、引き分けを除く勝率によって決定する。同率の場合は、直接対決の勝敗により決定する。
  • (2)直接対決の結果によるも決定できないときは、上部団体大会への出場権に係る順位については、プレイオフにより決定する。その他の順位については、同順位とする。この場合において、プレイオフ前に同順位のチームが3チームの場合は総当たり戦により、4チーム以上の場合はトーナメント方式により決定する。
  • (3)プレイオフによる順位決定戦においては、公式試合規程1-(1) 、(2)および(4)の規程にかかわらず、次の通りとする。
    • 【1】延長戦は18回戦までとし、決着がつかないときはサスペンデッドゲームとして翌日の第1試合に行う。
    • 【2】得点差によるコールドゲームは採用しない。
  • (4)その他プレイオフに係る必要な事項は別に定める。

3. 基本的なマナーとして遵守すべき事項

  • (1)球場内において、またはユニフォーム姿で喫煙をしてはならない。
  • (2)グラウンド内では試合用のユニフォームおよび帽子あるいはヘルメットを着用しなければならない。
  • (3)極端な長髪、染髪はこれを禁止する(具体的基準は全日本連盟の定めるところによる)。
  • (4)ピアス、ペンダント等装身具を身につけてはならない。ただし磁気ネックレス等の健康関連装身具については、外から見えないようユニフォーム内での装着に限り認める。
  • (5)サングラスの使用は認めるが、装身具として帽子に装着したり、ユニフォームの胸元にかけてプレーすることは禁止する。
  • (6)ロングパンツを着用してはならない(ストッキングが見えるようにすること)。
  • (7)学生野球にふさわしくない言動を行なってはならない(バットやヘルメットを投げる、審判や相手チームに対し聞き苦しい野次を飛ばす等)。

4. 試合開始前の注意事項

  • (1)第1試合の選手は試合開始予定時刻の30分前、第2・第3試合の選手は同1時間前に球場に集合する。球場集合時の服装は原則として各大学所定の服装とする。
  • (2)試合開始予定時刻前であっても、前試合終了後のグラウンド整備が完了した場合は、試合を開始する。
  • (3)試合開始予定時刻になってもメンバーが揃わないチームは、原則として棄権と見なす(但し、公の交通機関の事情により遅刻したと認められる場合を除く)。日程消化の都合上、球場が使用可能な状態にあれば、小雨の場合でも試合を強行することがあるので、各チームは独自の判断で延期または遅刻をしてはならない。この場合速やかに学生委員長または当連盟役員と連絡をとるものとする。
  • (4)試合中ベンチに入ることのできる者は
    • 【1】登録された部長(チームの責任者)1名、マネージャー(スコアラー)2名以内
    • 【2】登録されたユニフォーム着用の監督1名、コーチ2名以内、選手25名以内とする。【1】【2】以外の者は試合前のシートノック中はグラウンドに入ってはならないが、ウォーミングアップについてはこの限りではない。
  • (5)登録された背番号は次の登録まで変更できず、その期間内、背番号変更選手は出場できない。但し、登録抹消された選手の背番号を理事あるいは学生委員長に届け出、予め承認を得たときはこの限りではない。
  • (6)キャッチボールおよびトスバッティングはグラウンド整備の妨げにならないところで行なうものとする。またトスバッティングはフェンスに向かって行なってはならない。
  • (7)【1】シートノック中にグラウンドに立ち入ることができる者は、監督、コーチおよびオーダー表に記載された選手のみとし、安全上女子マネージャーのノックの補助は禁止する。【2】シートノックは選手と同じユニフォームを着用したノッカーが行ない、7分間以内とする。但し当日の時間的制約から、両チーム公平にシートノックの時間を短縮したり設けなかったりすることがある。またシートノックの間、相手チームはダグアウト内に待機するものとする。
  • (8)加盟大学のグラウンド等、正規の野球場以外のグラウンドを使用する場合はそのグラウンドのローカルルールによるものとし、審判員は予め両チームにこれを周知しなければならない。

5. 試合中の注意事項

  • (1)試合のスピードアップを図るため、攻守交代・投手捕手の投返球等は速やかに行なう。
  • (2)内野手間の転送球は1回り以内とする。但し試合進行が遅れているときは、これを認めないことがある。
  • (3)投手の各回準備投球は、登板した回を除き4球以内とする。
  • (4)試合球の交換は審判員が認めたときのみ行なう。
  • (5)選手の交代は必ず監督または主将が球審に申し出るものとする。
  • (6)タイムの宣告は審判員のみが行ない、選手や監督から要求があっても認めないことがある。
  • (7)ストライク、ボール、フェア、ファウル、アウト、セーフ等、審判員の判断に基づく裁定に異議を唱えることは許されず、ベンチにいる者も激しい不満の態度を示してはならない。但し、ハーフスイングに球審がストライクを宣告しなかったときに限り、捕手が塁審のアドバイスを受けるよう要請してもよい。
  • (8)選手の禁止事項は公認野球規則に定めるところによるが、次の行為は危険防止のため厳に慎まなければならない。
    1. 投手が打者を狙って投球すること。
    2. 走者が足を高く上げてスライディングすること。
    3. 野手が空タッチをして走塁を妨げること。
      これらの行為に対して審判員が危険な行為と認めたときは当該選手を退場させることがある。
  • (9)ホームランを打った打者等の殊勲者に対するパフォーマンスは禁止する。
  • (10)相手チーム、選手または審判員に対する個人攻撃等好ましくない野次は厳禁とする。これに違反した者は退場させることがある。
  • (11)試合中の質問または抗議の際、審判員または相手チームの監督、コーチ、選手のいずれかに手をかけた者は直ちに退場させるとともにその試合を没収する。
  • (12)アピール権は監督以外に主将および当該選手にも与えられる。
  • (13)走者が負傷の治療を必要とする場合は、投手を除いた打順前位選手の臨時代走を認めて試合を進行する。
  • (14)ベンチにいる監督、コーチ、選手は投手に指示を与えるためにマウンドに行ってもよいが、1回のうち同一投手のもとへ同一打者に対して一回のみとする。
  • (15)監督、コーチまたは内野手がタイムをとって同一イニングに同一投手のもとへ2回行けば、その投手は審判の宣告により試合から退かなければならない。
  • (16)試合中(攻守交代時を除く)にグランド内に立ち入ることができる選手は次の通りとする。
    1. 現在プレイを行っている選手。
    2. ネクストバッタースボックス内の次打者。
    3. コーチスボックス内のランナーコーチ。
    4. ブルペン内での投手と捕手。
    5. ウォーミングアップとしてキャッチボールを行う選手2名。
    6. 次のイニングの投球に備えてキャッチボールを行う選手2名。
    7. 代打に備えて素振りを行う選手1名。但し、ベンチよりも外野側のファールゾーンで行うものとする。
    8. バット等を引く選手。

6. 試合後の注意事項

  • (1)ノック終了後、5回終了後および試合終了後のグラウンド整備は両チームが協力して行なう。
  • (2)グラウンドの整理、整頓およびベンチ等球場のゴミの始末は各チームが責任を持って行なう。特にゴミを球場に放置しないよう徹底する。
  • (3)審判担当チームは当該試合の記録に責任を持ち、その結果を記録担当チームおよびホームページ担当理事へ提出しなければならない。

7. 用具、ユニフォームに関する注意事項

  • (1)ユニフォーム着用が必要な者のユニフォーム、帽子、ストッキング、スパイク等は同色、同型、同意匠のものとする。
  • (2)背番号は1番から50番までを使用し、このうち監督は30番、コーチは26番から29番、主将は10番とする。
  • (3)公認球以外のボールを使用してはならない。
  • (4)金属製バットは全日本連盟公認のバット以外使用してはならない(関西連盟大会規定Ⅲ-2参照)。
  • (5)打者、走者およびランナーコーチは必ず両耳付ヘルメットを着用しなければならない。
  • (6)素振り用バット(マスコットバットを含む)に、鉄パイプ等を使用してはならない。但し、鉄リング等をバットに装着することはこの限りではない。また、素振り用バット(マスコットバットを含む)は、ベンチ内に保管し、グラウンド内に置いてはならない。
  • (7)ベンチ内で使用するメガホンは両チームそれぞれ1個のみとする。
  • (8)両チームの学生委員は試合開始に先立ち両チームのベンチを点検し、用具(特に上記(4)、(5)、(6)および(7))について違反の内容予防措置をとるものとする。
  • (9)投手は利き腕の手首にリストバンド、サポーター等を使用してはならない。
  • (10)アップシューズは必ず持参し、球場放送室内等必要な場合は使用するものとする。
  • (11)走者およびコーチボックス内のランナーコーチのコートの着用を認める。

8. 学生審判の服装等

  • (1)連盟指定の審判帽を着用すること。
  • (2)上半身は、練習用ユニフォームおよびベースボールTシャツを着用し、できる限り色を統一すること(アンダーシャツのみで審判をすることは禁止する)。またグラウンドコートの着用については認める。
  • (3)下半身は、正規のユニフォームまたは練習用ユニフォームを着用し、ストッキングを必ず見せること。
  • (4)靴はアップシューズを着用すること。
  • (5)試合中は、プレイ中でなくとも正しい姿勢を保ち、座る、横になる等、見苦しい態度をとってはならない。

9. 学生委員会

  • (1)試合日程の設定、組み合わせ等、公式試合実施上必要な諸事項(細目)については、学生委員会において決定し、理事会に報告する。
  • (2)本規程の新設、改廃に係る事項については理事会において決定するが、事項によっては予め学生委員会の意見を聴取することがある。
  • (3)試合に関し、競技に直接関係するトラブルについては審判員に一任し、直接関係しないトラブルについては審判担当チームの学生委員および両チームの学生委員が協議して対応するものとし、その経過について速やかに理事(連絡の付いた理事でよい)に報告もしくはその指示を仰ぐものとする。
  • (4)学生委員会において決定または説明された事項について、各学生委員は自チーム全員に周知徹底させなければならない。
  • (5)学生委員会に学生委員が出席しないチームは、原則としてそのシーズンを棄権したものとみなす。
  • (6)学生委員および審判員は必ず最新の公認野球規則と本規程を球場に携行し、速やかに参照できるように留意する。

【附 則】

この規程はこれまでの京滋六大学準硬式野球連盟試合細則を全面的に改定し、2008年7月1日に制定したものである。
現行規程を2010年2月13日付で改正し(5.(16)の新設、7.(5)の一部改定)、2010年3月1日から実施する。
現行規定を2010年5月22日付で改正し(3.(2)の新設、4.(7)の一部改定)、2010年8月1日から実施する。
現行規定を2011年2月12日付で改正し(8.学生審判の服装等の新設)、2011年3月1日から実施する。
現行規定を2012年5月20日付で改正し(3.(5)の新設、3.(4)、4.(7)の一部改定)、2012年8月1日から実施する。